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このページでは、肥満治療の食事療法の詳細を解説しています。
肥満治療に関する食事療法はなにも難しいものではありません。特別な治療食があるわけでもなく、以下3つのポイントを守ることが大切みたいです。
肥満解消のためには摂取エネルギー量を考え、栄養バランスの取れた食材を選び、規則正しい食事をすることを心がけてください。
体脂肪というのは、消費エネルギーより摂取エネルギーを小さくすることで減量できます。医師から摂取エネルギー量を決められた方は、必ずその範囲でカロリーを摂るように。一般的に1日に必要な適正エネルギーの求め方は以下のとおりです。
標準体重(kg)=身長(m) x 身長(m) x 22、でまずは標準体重を求めます。標準体重1kgあたり25~30kcalが適正なエネルギーなので、算出した標準体重に25~30をかけた値が適正エネルギーになります。
エネルギー比率を炭水化物60%、タンパク質20%、脂質20%程度になるよう、栄養のバランスを考えて食事を摂るようにしましょう。それには毎食「主食・主菜・副菜」を揃えること。なぜなら主食には炭水化物が多く含まれ、主菜には肉や魚など良質のタンパク質が多いからです。副菜は、ビタミンやミネラル・食物繊維を多く含む海藻やきのこ、こんにゃくといった低エネルギーの食品を上手く利用することがコツですね。
1日3回、一定時間に食事を摂ること。まちがっても1食抜くなんて言うのは×です。かえって1回で食べる量がふえたり、リバウンドの原因にもなってしまいます。
私が減量治療したクリニックの先生も言っていましたが、肥満治療の食事療法は、糖尿病の食事療法と同じだと言っていました。ポイントは…。間食をやめること。そして1回の食事時間は20分以上かけてゆっくりと良く噛むこと。炭酸飲料や甘いジュースは控えること、目につくところに食べ物を置かないといったことや、運動量を増やすということだそうです。
でもね、私たち肥満と言われる人は、それができないからこうして太ってしまった理由。ある意味、簡単ではあるけれども、それが一番難しくもあるんですよね。
自分ひとりではなかなかできなくても、栄養士や心理カウンセラーといった人たちがサポートしてくれるならこれほど心強いものはありません。
栄養士がいれば摂取エネルギー量にあわせた献立を考えてくれるし、心理カウンセラーといった人がいればメンタル面で弱くなりがちな心の面をカバーしてもらえます。食事療法をやろうと決意したなら、ぜひそれら他者のアドバイスを受けてみるのをオススメしますね。
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